なかなかインドネシアのインスタントラーメンに手が出なかった。。。
なんでかよくわかりませんが、
たぶん日本の即席麺が世界一と思い込んでいたのかもしれません。
ちょっと前、インドネシアで超有名なIndoMie(インドミー)を試す機会があったのですが、
旨すぎて、感動に値するものでしたので、今回はちょっとしたお勉強記事です。
インドネシアの小麦輸入量
インドネシアはご存じのご存じの通り、熱帯気候に属する為、小麦の栽培には不適エリアです。
インドネシアで消費される小麦は、全て輸入に依存しています。
2019年~2020年のインドネシアの小麦輸入量は、1150万トン。
首位、インドの1250万トンに迫る数字です。
・輸入量の8割 = 食用として利用される。(麺・パン)
・輸入量の2割 = 飼料として利用される。
米食から、麺・パン食へシフトしている証拠ですね。
インスタントラーメン(即席麺)の総需要ランキング
インドネシアも日本もTop5に入っており、なかなかの消費量ですね。
ベジタブル、チキン、シュリンプ系が人気の味らしい。
順位 | 国/地域 | 2018年 (億食) | 2019年(億食) |
第1位 | 中国/香港 | 402.5 | 414.5 |
第2位 | インドネシア | 125.4 | 125.2 |
第3位 | インド | 60.6 | 67.3 |
第4位 | 日本 | 57.8 | 56.3 |
第5位 | ベトナム | 52.0 | 54.3 |
第6位 | アメリカ | 45.2 | 46.3 |
第7位 | 韓国 | 38.2 | 39.0 |
第8位 | フィリピン | 39.8 | 38.5 |
第9位 | タイ | 34.6 | 35.7 |
第10位 | ブラジル | 23.9 | 24.5 |
*World Instant Noodles Associationのデータより
ブランド一覧
1:Indomie(インドミー)
王道中の王道。天下のIndofood様が製造しております。
価格は一袋、2,500ルピア(≒20円)。安い。。駄菓子か。
スープ麺は、袋タイプが9種類、カップタイプが4種類のラインナップ。
焼きそば麺、袋タイプが11種類、カップタイプが2種類のラインナップ。
日本でも販売があります。
スープ麺には卵を1個落として、リッチに食べるのがおすすめ。
お好みで赤玉ねぎを揚げたフレーク(Bawag Merah Goreng)を入れると更に美味。
日本だと中華料理に使われるフライドエシャロットが代用できそうです。
飲んだ後の締めとしては最高です。中毒性があるので食べすぎには注意!
確実に太ります。
2:Mie Sedap(ミースダップ)
こちらもIndomieに次ぐ人気ブランド。WINGS FOODが製造。
これも価格は一袋20円くらいです。
ほとんどのスーパー・コンビニで販売されています。
スープ麺は、袋タイプが7種類、カップタイプが4種類のラインナップ。
焼きそば麺、袋タイプが4種類のラインナップ。
個人的には味に何かが足りない。Indomieには勝てません。
3:Supermi(スープルミー)
Indomieと同じ、Indofood社が製造しています。
メーカーは同じといえど、味は全く異なります。
袋麺のみのラインナップで、スープ麺が5種類・焼きそば麺が1種類あります。
「家庭で食べる、主婦(主夫)を助けるインスタント麺」をコンセプトとしています。
4:ABC
インドネシアのチリソース(サンバルソース)で有名なHeinz ABC社が製造しています。
味はIndomieに遠く及ばず。
こちらも価格は20円程度ですが、買うならやはりIndomie。
5:Sarimi(サリミー)
これも天下のIndofood社が製造しているインスタント麺のブランド。
容量が他のものと比べて多いのが特徴。
確かに、Indomie1袋だと物足りないので、いつも2袋を一度に食べているので
がっつり食べたいときにはピッタリかも。
袋麺のみのラインナップで、スープ麺が10種類・焼きそば麺が4種類あります。
筆者はまだ試していないので、Indofood社製造ということもあり、期待できるかも。
6:Sukses’s(スクセスズ)
5, Sarimiの競合といえるかもしれません。
容量が多く(Jumbo)が特徴でがっつり系です。
味もそこそこいけるので、Sarimiとっては強敵といえるでしょう。
7:Gaga(ガガ)
Jakarana Tama社が製造するブランド。
黒コショウ味が同社の特徴です。
健康志向の即席麺も販売するなど、他社と比べてもラインナップは充実しています。
ただIndomieの存在感が強すぎて、スーパーなどではなかなか目につかないかも。
袋麺のみのラインナップで、スープ麺が4種類・焼きそば麺が4種類あります。
8:Lemonilo(レモニロ)
化学調味料・着色料などを使用しない、天然素材派即席麺。
価格は、およそ50円程度で他のブランドと比べると倍以上。
イメージは味気ない、質素な印象を持っていましたが、その印象通り。
物足りなさが半端じゃない。
即席麺に対し、健康を求めていない筆者としては、継続購入するブランドにはならず。。。
他にもあるようですが、主要なブランドはこんなところです。
結論としては、Indomieの圧勝といったところでしょうか。
今回は勉強編でした。